遭難しかけた日
先日の話になります。思い付きで島根の方に行ってみようと、クロスカブを走らせていたところ、道を間違えて遭難しかけたという話です。
快晴とはいえない雲行きの朝でした。晴れ間は見えるけど、雲が多いそんな朝でした。雨が降るとの予報は出ておらず、天気はもつでしょ!と軽い気持ちで気分転換にバイクを走らせました。
自分が用事以外でバイクを走らせるのは大抵交通量が少なく、人がまばらで空気が美味しい場所。要は気分が落ち着く場所が目的地なんです。
今回は北に進みたいなぁという漠然とした気持ちで看板見ながら進んでいました。
ルートは自分が走っててこの道好きだなと思った道があって、それが可部から加計町に抜ける加計街道という191号線の道路。
道路沿いに太田川が流れていて、途中に点々と存在する家、それを結ぶ橋。
子供の頃の夏休みにこういう所へ来たかったなと思わせるような雰囲気のある景色が続いてて、走ってるだけで楽しい気分にさせてくれるルートなんです。
その道をずっと進んでいけばいずれ日本海には出るんですが、途中の看板に表示された距離は厳しめの表示。
時刻は既に13時を回っていたため、物理的に1泊しない限りはキツイなという結論に至り、途中でルート変更しました。
加計町から五日市方面へ抜けるルートへ変更。途中湯来という場所があるんですが、そこには湯来温泉という、かつては広島の奥座敷として栄えた温泉街?があったようなので寄ってみることにしました。
この湯来温泉、知る人ぞ知る有名な場所のようです。
漫画スラムダンクでインターハイで広島に来た際、湘北高校が宿泊した旅館のモデルとなったみどり荘があり、ファンからは聖地として愛された場所の一つのようです。
残念ながら今はなくなってしまったようです。
江の島へ行くと、未だに聖地巡礼としてアニメに登場した踏切で写真を撮ってる人がたくさんいるぐらいなので、スラダンが山王戦まで放映してくれていたら、今もファンから愛された旅館になっていたかもしれません。
湯来温泉に到着した時は14時を回っていました。ゆっくり温泉に浸かるという選択もあったのですが、帰りが暗くなる事と帰りの交通渋滞に巻き込まれたくないので今回はパス。
代わりに近辺を調べてみると、カカシの里が有名であるという事を見つけました。この湯来温泉よりもさらに山奥へ進み案山子を堪能。
道端に普通にあるリアルカカシにホラーを重ね合わせながら、このカカシに白仮面を被せたらサイコだなとか思ったり。
そこそこ堪能し引き返そうと思ったのですが、来た道戻るのも面白くないので、別ルートから国道2号線へ戻ろうとルートを眺めてみると、もみのき森林公園へ抜けて廿日市へ降りるルートを発見。
多少道は狭そうでしたが、バイクなので関係ないかなと走らせました。
結果道を間違えて遭難しかける事になりました。
続く